仕事に休みがとれたため、3月4日(木)~7日(日)まで東海と関西にレンタカーを走らせた。トヨタレンタカーの野本さんは、以前から事務所に足を運んでくださっている方で、「何かある時は力になります」と言う言葉通りで借りることが出来た。私の感性が疲弊していたことと、とりあえず組織の出血の勢いを止めなければならないという思い、そして何よりも本物と話をしたいということからの決行だった。 社会人になってからの19年間、東奔西走することが当たり前だった生活から、09年度は一変した。契約上お願いしていた4月の奈良遠征・12月の九州遠征のみ、VIVAIOで実施できた。4日の夕方、三重県松阪市に入り、次年度私共のスタッフとして迎える可能性のある、高校の指導者と会った。約1時間で1つ目の仕事を終え、FC四日市監督の九鬼さんに電話を入れた。急なアポにも快く対応してくださり、四日市市内で落ち合い、数時間も話を伺うことができた。一クラブの経営者として、一指導者として本当に現実を直視した話を聞くことができ、改めてクラブの方向性と、ジュニアユース・ユース年代の向かうべき方向性の確認が出来た。車中泊で明け方四日市を後にし、奈良県へ車を走らせた。 中瀬古先生と西岡さんにお会いするのは約1年ぶりだった。例年3~4回お会いするはずが、今年は訳あって足を運ぶことが出来なかった。ディアブロッサ高田の事務所に初めてお邪魔し、昼食後ジュニアのサッカースクールを見学後夕方のトレーニングを見学させていただいた。たまたま、会場の都合でジュニア・ジュニアユース・ユースを一度に見学させていただくことが出来た。いつも書くが、これを観ずして………。私も1年ユース年代に携わったが、高田ユースの選手達の取り組んでいる内容とパフォーマンスには言葉を失った。突然の来訪者にも関わらず、高田のスタッフの方々には夜一席を設けていただいた。2日連続の車中泊の予定だったが、西岡さんのご自宅にお邪魔させていただき、3時頃までいろいろな話をさせていただき私にとっては大切な時間となった。 翌日、高槻マイドの馬越さんに連絡を入れて、大阪に向かった。たまたま午後からリーグ戦があるとのことで、高槻マイドのゲームを観る事ができた。夕方前に公式戦1試合が終了したが、選手は自転車で寿栄小に移動し公式戦の試合時間を考えて、紅白マッチが行われた。私共のチームがお世話になっている地域総合型の「さくらスポーツクラブ」の事務所でトレーニング内容を聞いた。谷垣内がお世話になっていた「履正社医療スポーツ専門学校」の松島さんもわざわざ足を運んでいただき、いろいろな話を聞くことが出来た。そして、ついに「べトコンラーメン」を経験した。その後ファミレスで、日が変わる頃までスタッフと話しをし、3時頃まで駐車場で仮眠後改めて四日市市に向かって下道で車を走らせた。雨の中、交差点で車が横転している事故に対応している警察や救急隊、山城市を通り過ぎて山道に入り土砂降りの中、道路工事後の車線規制を真っ暗な中している3人の警備員を見ると、更に大変な仕事はあるなぁーと感じながら慎重に車を走らせた。 四日市市に入り、約束をしている相手と食事をする場所を探した。相手の年齢から、焼肉等が頭に浮かんだが今一つ心に残らないと考え、1時間近く看板を見ながら車を走らせ「じねんじょ」料理という看板が目に入った。ここにしようと、電話をすると自宅の住所は高速を使って30分ほどかかるところだと初めて気づく。やっと探し当てた「じねんじょ」料理をあきらめ、電話で聞いたインターを降りると、あまりの田舎風景に絶句した。「こんな所から………」。落ち合って、彼にとって忘れられない食事をしようと私なりに考え実行した。 トヨタレンタカーの野本さんにも言葉通りの対応に感謝したい。秋には千葉国体が控えている。県外から千葉に来る際や、千葉でレンタカーやレンタマイクロバスを利用したい時は気軽に私に相談して欲しい。野本さんを紹介させていただこう。会社スタッフの理解があり、実現した4日間。コーチには何も語らず、人から学びたいという指導者や指導者の卵にはこの経験を伝えていこう。 (熱血)