VIVAIOミニサッカーパークの件で、どちらかのブログで私が「嘘つき」扱いになっていると若い社員が憤慨していた。若手の怒りが収まらず、さんざん言われるので目を通してみると確かに書いてあった(笑)。「運営会社が変わったことで私たちには一切関係ないのに、何故黙っているのですか?」とも言われた。 私共が請け負って3週間が過ぎようとしている。1月5日から2月4日までの売り上げ予想は100万円程度である。みなさんご存じの通りこれを書いている27日まで、ほぼ雨の影響はなかった。銀行から1億3,000万円の融資を受けた当施設を存続させるためには月300万円を超える売り上げが必要になる。月の売り上げで200万円程度足りないのが現実な施設。年間では、2,400万円は不足している施設を潰したくないから依頼を受け入れた。 依頼を受けてから施設を維持することを必死に考えた。 ①施設の有効利用 夕方まで0稼働の現状から脱却するため、午前中から小さなお子さんとお母さんたちの憩いの場とする。そのために 2,000万円かけて安全な人工芝に改修する。 ②様々なスクールを展開し、多くの世代に喜んでもらう施設にする。 本来スクールは、面を借りて会費はスクール運営団体に入るもの。その全ての会費を施設の収入とすることで、売り 上げをあげることを決断した。開設するスクールは週11スクール。本来このような手法を取ることは絶対にないが、 施設存続のための決断である。 ③経費の削減 4月より朝9時から施設は稼働する。電気代だけで月に12万円~の請求になる。人件費が発生する時間は月31日計 算で470時間(平日9時~23時、休日7時~25時)。時給700円計算でも329,000円かかる。月に100万の売り上げでは、 半分弱が経費でなくなるのが現状なのである。私共は人件費を150,000円しか計上しない。売り上げるをあげる努力を し、施設存続のために月250時間はボランティアで働く人材を会社で抱える必要がある。 ④お客様を増やすための努力を惜しまない ・面を借りてフットサルを楽しんでいただく既存のお客様の数1.5倍が実現しなければ厳しい。 ・4月から行う世代を超えた11のスクールのお客様が3年後にある程度(数字を出すことは避けます)の人数になるよう 努力をする。 ⑤施設の状況にあった運営を考える 大会を主催してチームを集める手法もあるが、当施設は駐車スペースの少ない施設。近隣住民の方への影響を考え れば、大会運営を行うべきではないと決断した。地域住民の方の理解があっての施設であり、状況にあった運営を考 えていきたい。 3年終了後、結果を残すことができるよう粉骨砕身頑張ると宣言した。粉骨砕身とは、粉骨砕身なのである。3年後に、売り上げが2,400万円上がるように頑張るということである。その頑張りが地主さんの信頼を勝ち得て、施設がこの地域に存続するということだ。今の私には1億3,000万円の融資などしていただけない。だから建ててもらった施設を守りたい。 ただそれだけなのだ。 私が数字の羅列に心えぐられるプレッシャーを受けていることなど、若い社員にすら分からないことだと思う。まして、私を知らない人が、この数字の事実を知らずに「嘘つき」呼ばわりすることも仕方のないことかもしれない。本来、運営会社が変わったから私たちは一切関係ない話なのだ。憤慨している若手にこう言った。「相手にも子供がいるからだよ。」「話をしたけど良い感じの人だったよ。何時か一緒にやる日が来るかもしれないと思っている。」と。「いつの日か事実が分かれば言葉の撤回もあるだろう。みんな少ない情報の中で一生懸命生きているんだから怒るな。怒っている若手全員に伝えておいてくれ。」と。平日毎晩23時30分に、休日は25時30分に施設を施錠する。勿論私はほぼ毎日施錠に立ち会っている。いつの日か「嘘つき」から「平民」になる日も来ることだろう。 (熱血)