サッカースクールをスタートして7年目を迎えています。ジュニアユースを立ち上げて6年目、ジュニアを立ち上げて3年目です。時間が過ぎていくこと、人が増えていくことで、大切にしていることがぽやけてくることがあります。保護者同士の会話の中で、全く間違った情報が流れないようにするためにも改めて確認しておく必要があると考えました。 ①「なぜ、スクールを立ち上げクラブを行うようになったのか?」 Jリーグができその下部組織が活動するようになってから、選手や保護者が部活動ではなくクラブ思考に急速に変化したこと。近隣に、人間指導をしない営利目的のクラブチームができ、地域から40名前後の選手がそのようなチームに通っていたこと。部活動では指導者の移動もあり、長くその地域に残していくことができないこと。将来に残していくためにも、若い指導者を育て、選手達が集まる環境をつくる必要性があったこと。 ②「市立船橋高校との関係・・・!」 チームの状況を良く知らない人に限って、市船との関係をロにされます。市船のために行っているという状況は微塵もありません。自分たちの人生をかけて地域コミュニティーをつくろうとしています。たかが一つの高校のために行うつもりなど毛頭無いと言うことです。保護者には市船の"い"の字もロに出してほしくない。 (そこまで強い気持ちではないのですが、それに近いものはあるものです)進路はできるだけ多くの選択肢から子ども達が決めていくことなのです。 ③「保護者に対して要求していること・・・!」 サッカーは目まぐるしく変わる状況の中で、自分が考えてプレーしなければならないスポーツです。 ・周囲からの過度の応援や指示をするようなことは控えてもらいたい! ・成長を冷静に見る目を持つためにも相手チームの良いプレーを賞賛できる人同性を持ち合わせてほしい! ・保護者が勝つことに執着しないこと! ・自分の子供に期待をかけすぎないこと! ・子供が壁に当たっていることを将来に向けた良い経験と感じられる大人になること! ・他人の子供と比べることのないこと! スポーツ人口はピラミッド形で、その傾斜は急速です。多くの子ども達が上の年代になるとサッカーから離れていく現状があるのです。サッカー一色の生活スタイル・・・親がまず手を貸してしまったり、方向付けをしてしまったりしていると、その家庭には手痛いしっぺ返しが来る可能性があると繰り返し讐告しています。 ④「移籍自由な時代・・・!」 移籍が自由な時代です。ヴィヴァイオに拘ることなく、他に自分の子供にとって良いチームがあるならぱ自由に移籍してもらって構わないと考えています。私達も選ばれるための努力をしているつもりです。他チームに移りたい、他チームに挑戦してみたいということに関して止めることなど毛頭ありません。私達はただ、残念ながら選ぱれなかったと思うだけなのです。 ⑤「初心は全く変わっていないと言うこと・・・!」 ジュニアは当初の数名から2年半で120名を超える人数になりました。これまでの通信でもお伝えしてきましたが、スタートした段階から短期間で100名を超えることは予想をしていたことです。人数が増えたことでチームのスタンスが変わったことはありません。如何に私達が子ども達と携わっている時間以外で真剣に話し合いを重ねているかを保護者の方々には分かっていただけない一幕があります。どのチームにとっても一番困るのは、チーム本来の思いを全く理解していない方が、自分の子供のことのみを考えてチームを語られ、他の方に間違った情報が入ってしまうことです。だからこそ、通信などを通してこれまで同様に同じことを繰り返して訴えさせていただいているのです。 (渡辺)