6月15日は、千葉県民の日でした。学校がお休みのため例年はクラスの障害を持った子供達をヴィヴァイオバスに乗せて福島の温泉に連れて行ったり、茨城県ひたちなか市の国立公園で遊んだりという時間の使い方をしていました。今年も、クラスの子供達と旅行をとも考えましたが、数年前から行きたいと考えていた静岡学園の早朝練習にジュニアの正コーチ(鈴木)と一緒に行くことにしました。14日のジュニアユースのトレーニング終了後23時くらいに船橋を出ました。途中で休憩を入れながら進み、朝の4時くらいに静岡学園に着きました。朝5時くらいから行われていると人から聞いていたこともあり時間に余裕を持たせての行動でした。駐輪場の2階に陣取り、ビデオカメラ2台を設置してトレーニングが始まるのを待ちました。5:30頃・・・若いコーチが数名来られたので挨拶をしました。 5:40・・・グランド入り口のドアが開き1台のワゴン車がグランドの隅に入ってきました。数名の選手が後ろや横のドアを開けた途端、ゴロゴロゴロと数十個のボールが地面に落ちてきました。運転席にはイエローのゲームシャツを着た方が。「おい!正・・・井田監督だ!」すぐにグランドに駆け下り、選手への指示をされる合間を見計らって名刺を差し出し、挨拶と見学をさせていただくお許しをいただきました。「どーしたの、突然?ヴィヴァイオから学ぶ事はあっても、うちから学ぶ事はないよ!市船はどーう?」(井田監督)「数年前から来たかったのですが、なかなか都合が付かず今日は県民の日で来ることができました。勉強させてください。」(私)「いいよ。見ていきなよ!」(井田監督)・・・・・トレーニングは6グループに分かれて行われました。GK・1年生・Bチームが2つ・サブメンバー・レギュラーといった感じでしょうか。レギュラーメンバーには井田監督が、サブメンバーにはブラジル人コーチが、Bチーム2つと1年生には若いコーチが付いていて、GKにはブラジル人コーチと若いコーチという布陣でした。ドリブル・リフティング・ストレッチとリズム良く小刻みにトレーニングが進められました。井田監督の選手に対する言葉(要求)は数多い物ではありません。しかし、幾つかの事を「もっと、もっと」と高い要求を突きつけていました。身の前にはGK以外5グループのトレーニングが展開されていましたが、何処を見てもリズムが良くボール扱いの上手さには驚かされました。雰囲気が良く、「長くサッカーを続けていく選手が多いだろうねー!」正コーチとの会話です。とても勉強になった40分のボールコントロールトレーニング後10分間の筋トレを行い、井田監督がワゴン車に乗り込み100個以上のボールがワゴン車に投げ込まれ、「じゃーまたなー!」と駐輪場の2階の私達に軽く手を挙げられてブーンと去って行かれました。「正・・・来て良かったなぁー!」トレーニングの間に私と正コーチが何回この言葉を口にしたことでしょうか・・・?。ジュニアの年代で技術・判断のトレーニングが如何に大切な事か、周囲に理解してもらえるかもしれないのは数年後、今のジュニアの子供達がユースの年代に近づいた頃でしょうか?。7月12日(月)に成田の中台競技場17時キックオフで千葉県代表U-16対パラグアイ代表U-17の試合がありました。先発フル出場した左のサイドバックと後半から途中交代で入ってきて、同点ゴールを決めたセンターバックの選手はヴィヴァイオのOBでした。スタンドから県の代表でパラグアイの代表と戦っている2期生のプレーを見ながらもっともっと技術と判断力をジュニアユース年代で付けてあげたかったと3人のコーチで反省しました。ジュニア年代の指導者の皆さん!保護者の皆さん!目先の勝ち負けに捕らわれすぎずに、長くサッカーを楽しむ事のできる子供達を育てていきましょうーよ! (渡辺)