成東総合運動公園で行われた総体2回戦の対翔凜高校。 格上のチームに対してどう戦うかを話し合い出した結論が5−3−2システム。しっかり守って得点を許させないようにし、PK戦で勝ち上がろうと決めて約2週間トレーニングを積んだ。 DFラインに5枚並べ、MFとのチャレンジ&カバーで中央からの突破を許さないようにし、サイドに追い込んで我慢強く戦う戦法が機能した。何度かカバーが遅れる場面もあったが、クロスに対しての中の跳ね返しも良かった。しかし前半20分、左からの攻撃に対し、ペナルティエリア内で混戦になった。詰められる前にクリアできた場面であったが、そのクリアボールが相手の出した足に当たりゴールに吸い込まれてしまい失点を喫してしまう。その後も戦い方は変えずにいき、しっかり守ってカウンターを発動する。何度か相手ゴールに迫る場面もあったが得点には至らない。前半終了間際、クリアボールに対してボールを拾いに行ったところファールを取られベンチ前からの40m近いFKを与えてしまう。左足で蹴られたボールに対しキーパーの前に走り込まれるが、ボールには誰も触れずゴールに吸い込まれてしまい2失点で前半を折り返す。 2失点はしてしまったが、やろうとした守備、そしてそこからの攻撃は練習通りにできていたので、やり方は変えずに後半も行こうと確認をし後半戦へ。 しかし、後半10分、20分とCKから失点。22分には対策をしてきた「中央を崩されない」が崩壊し中央突破から失点。31分には三度CKから失点。アディショナルタイムに右CKを得ることができ、橋本の蹴ったボールに対し混戦になり、その中で相手のハンドががありPKを得る。糸井が冷静に決め一矢報いる。 結果的には1−6での大敗ではあったが、崩されての失点は1つ。格上とのゲームではこの戦い方も選択肢になると感じさせてくれた。 |